大学講義(2):1980年代のソフト販売事情





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ども、くまんぼうです。
今日は大学講義シリーズの第二回をお送りしたいと思います。

おかげさまで前回の1981年の個人開発事情が面白かったという声を頂いたので続編として今回も当時のマイコン界隈のお話しをお送りしたいと思います。
実際の講義の内容的にはまだ自己紹介の最初の方なので、この調子でいくとこのシリーズは一体全何回の連載になってしまうのか若干不安ですが…

まあ、自分のブログなので制限はありませんのでネタが続く限りは頑張りたいと思います。

前回は当時の開発事情をお送りしました、今回は1980年代当時、特に1980年代前半のソフト販売事情についてお話しさせてください。

前回もお話しさせて頂いた様にこの当時のプログラムの記録媒体としてもっともポピュラーだったのはカセットテープでした。
なので販売されていたソフトウェアもテープに入れられた形で販売されていました。
化粧箱などには入っておらず、本当にテープそのままの状態で売られていました。
当時をご存じない方には想像しづらいと思うので、いくつか当時のカセットテープ写真が御覧頂けるブログをご紹介いたします。

http://namatoshi.blog.so-net.ne.jp/2010-05-17
しおんパパのひみつきち

http://d.hatena.ne.jp/quiet_village/20100819/1282235765
レトロPCレトロゲーム/アーケードゲーム基板/専門BEEP

このような状態で販売されていたのですが、店頭で扱っているようなお店は少なく購入するのは主に通信販売でした。
通信販売といっても、インターネットなどない時代です。
ではどうやって購入するのかというと…ここでまた前回と同じようにマイコン雑誌の出番です。
雑誌に出ているソフトウエアメーカーの広告には通信販売申し込み用の住所が記載されていたのです。
この住所に「現金書留」で直接現金を封筒に入れて送ると、ゲームを記録したカセットテープが送られてくるのです!

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いや〜、なんとも牧歌的というか時間の流れ方がゆっくりしていた時代でした。
もちろんAmazonなんてない時代ですから翌日配送なんて夢のまた夢です。
現金を送ってからゲームが届くまで1週間〜2週間、時にはそれ以上待たされます。
「ちゃんとお金は届いたろうか?」「早くゲームで遊びたい」「届くゲームは面白いだろうか?」
ドキドキ、ワクワク、やきもきしながらこの期間を過ごすのです。
今思い出すとこの時間もこの時代のゲームプレイのひとつだったのかもしれません。

ハドソンやコーエーなどもこの頃ヒット作を作りゲームメーカーとしての一歩を歩み始めたメーカーです。
そのゲームを手にいれるために全国から大量の現金書留が送られてきて、毎日のように現金入りの封筒を白い大きな袋一杯に詰めて運んでくる郵便局員がサンタクロースに見えたそうです…
毎日サンタクロースが来る生活…憧れますね(^_^;)

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こうして送られてきたカセットテープに入ったゲームを遊ぶためにテープをマイコンに読み込ませるのですが、これが時間かかる!かかる!
テープにはプログラムのバイナリーを音に変換して記録されています。
これを再生すると「ピー、ガー」というふうに聞こえます、FAXを送る際に聞こえる音を想像して頂ければちょうどそんな感じです。
データーの記録密度がそんなに高くないので、ゲームひとつ読み込むのに5〜10分、長いものならそれ以上待たされます。
まあ、テープが郵送されてくるまで1週間〜2週間待たされた当時の少年にはこれぐらい軽い物!
テープの読み込み時間をつぶすための漫画を用意して、準備は万端です!(^^)/

しかし、ゲームによってはステージデータをテープから読み込む物もありましたから、ステージをクリアする度に読み込み待ちが発生するのです。

マイコンのスイッチ入れる

テープ読み込みさせる

読み込み終了まで漫画読む

ゲームスタート!

ステージクリアし、ステージデータ読み込み開始

読み込み終了まで漫画読む

新しいステージスタート

以下くりかえし

という、ステージクリアする度に漫画が読めるという夢のような環境だったのです!(ノД`)

…この様に色々工夫して遊んでいました。
例えばキャラクター物のゲームを遊ぶときは、その原作の漫画を用意して気分を盛り上げながら遊んでいたのです。
ちょっと楽しそうでしょ?

ログイン
そのほか、カセットテープならではの問題として、テープが結構簡単にダメになって読み込めなくなってしまうという問題もありました。
夏の暑さでテープがのびてしまったり、何回も読み込んでテープが擦れてダメになったり、うっかり磁力のある物の近くに置いてしまって磁性体がダメになったり…
こういう事態に備えてバックアップを取っておきます。
テープのゲームはどのようにバックアップを取ると思います?

Wcas
単純にテープをダビングするのです!
音情報に変換されて記録されているので、単純にそれを音情報としてダビングするだけでゲームのバックアップが出来てしまうのです。
おおらかな時代でした…

いかがだったでしょうか?
AppStoreで面白そうなゲームを見つけたらタップひとつでダウンロードして遊び始められる今の時代と、時間の流れ方が何倍も違うのがおわかり頂けたかと思います。
その速さの分だけ、ゲームを提供する方もスピードが求められる時代になっているのが辛いところですね。
しかし、こうして振り返ってみると時代が変わる狭間には大きなチャンスが眠っているのだと改めて思いました。
Appleがサンタクロースに見えるその日まで頑張ろうと思います!!

むりやりうまくiPhone界の話につなげたところで、次回に続きます!

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