[明日に間に合う!]雪国育ちが教える「雪道の転ばない歩き方」

東京 雪 通勤
本日、東京は凄い雪ですね。
あの青島刑事だって封鎖できなかったレインボーブリッジも封鎖されたそうです。
成人式の日って関東でも雪が降ることが多い気がします。雪の特異日だったりするのでしょうか?

東京で積雪があるとよくニュース映像で見るのが「なれない雪道で転ぶ通勤者の姿」です。
また、転倒したせいで骨折したり等けが人が出たこともニュースになります。
東京の雪はクッションになるほどは積もりませんから、転倒すると薄い雪の下のコンクリートに激突し大変危険です。

しかし、多くの人がヨタヨタと止まりそうな速度で歩いている中を、ガシガシと力強く普段とさほど変わらない速度で歩いている人たちが居ます。
そう、彼らは雪国出身者なのです!(^^)/
雪道を歩くのにはコツがあるのです。
今日は金沢育ちの私くまんぼうが、そのコツを伝授しようと思います!
これを読んで明日の「雪道通勤」に備えてください!

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装備

雪道を歩くのにまず大事なのは装備です。
裏に溝がついている運動靴等でお出かけするのをオススメします。
裏がつるつるの革靴で坂道を下ろうとするのは、それはもうスキーをしているような物ですよ!
仕事上運動靴では都合が悪い場合は、ちょっと荷物が増えてしまいますが仕事用の靴を袋に入れて持って行き、会社に着いてから履き替えた方がよいでしょう。
転んで骨折や、けがしないまでもスーツや洋服が溶けかけの雪でビチャビチャになるよりは良いのではないでしょうか?
荷物も出来ればリュックや肩掛けのバッグにして、両手は万が一のために空けて置いた方がいいです。
リュックだと万が一後ろに転んでも荷物がクッションとなり、頭部をぶつける危険を減らせます。

ちなみに北陸では裏がスタッドレスタイヤのようになった革靴など冬用の靴も各種そろっていました。
私がよく履いていたのは通称「スノトレ」と呼んでいた「スノー・トレッキングシューズ」という物です。
これは種類も多く女性向けのデザインのものもありますし、また内側がモコモコになっていて足先の冷えもおさえられるのでオススメです。
もちろん防水加工もされている物が大半ですし、深い雪に踏み込んでも靴に雪が入ってくるのを防止するために足首のところがマジックテープで締められるようになっています。
今日の雪をみると今年はこの先も雪が降ることがあるかもしれませんので、ひとつ用意しておくのも良いかもしれませんね。



歩き方

次に歩き方についてです。
まず歩幅は小さくして、片足で立っている瞬間をなるべく短くします。
そして姿勢はいつもよりは気持ち前傾姿勢にします、後ろに体重が残っていると転びやすくなります。
一番大事なのは足の裏全体で「雪を踏みしめるように」踏み込むということです。
怖いからと言ってかかとやつま先だけを先に着ける感じで踏み込むとよけいに滑りやすくなります。
また、全体の重心は頭から足先までまっすぐ下に向けてかけます。
歩幅が大きいと重心が頭と足をつなぐ直線から離れて前に行ってしまいこれまた滑りやすくなります。
そして急がずゆっくり、リズミカルに歩いてください。
歩くスピードはなるべく変えないで一定のリズムで歩きます。
歩くスピードを変えるときは段階を持ってゆっくりと変えましょう、急激にスピードを変えようとすると滑ります!

すべりやすい場所・危ない場所

あまり人が踏み込んでないフワフワが残っている雪は意外に踏み込んでも滑りません。
また、多くの人が歩いて雪が歩いて雪が完全に溶けているところももちろんすべりません。
一番危険なのは多くの人が歩いて雪が踏み固められそのまま凍結している場所です。
これは、よく見ると雪の氷面がテカっていたり、色も白色ではなくちょっと透明がかった灰色のようになっているので注意して見分けましょう。
場所的には「駅や地下鉄、地下街、店舗からの出入り口付近」「バス停やタクシー乗り場」「駐車場の出入り口付近」などがこの様な状態になってることが多いので注意してください。
坂道や階段も注意です。
出来れば手すりを持ったまま移動しましょう。
特に階段は各段に積もった雪が段差を埋めてしまい、坂道のようになってることがあるので注意です。
また、雪がなくても注意しなければいけないのでがタイル張りの地面や、店舗などに入った直後です。
その場所自体に雪がなくても靴の裏についた雪のせいで滑ってしまうことがあるのでこの様な場所に踏み込むときには注意して下さい。
出来れば靴の裏の雪を確認して、ついている場合は取ってから踏み込むのが安全です。
そして雪が残ったままの道の端は側溝の上に雪のふたが出来ていることがあるので気を付けてください。
ここに踏み込んでしまうと、雪を踏み抜いて側溝にはまってしまうことになります。

ということで、みなさんお気をつけていってらっしゃいませ(^^)/
明日の通勤のお役に少しでも立つと嬉しいです。

おまけ

金沢で大雪が降ったときのエピソードをひとつ。
小学4年生ぐらいの頃に金沢で大雪が降りました。
そんな大雪の中友達の家に遊びにいったのですが…

何度も遊びにいったことのあるよく知った友達の家だったのですが、積もった雪のせいですっかり景色が変わってしまい私は迷子になってしまいました(ノД`)
全てが雪に覆われ、一切の色彩を失った町は自分の記憶の中にマッピングされている物とは全く変わってしまっており、その記憶の中のマップが全く役に立たなくなってしまったのです。

1時間ほどさまよったあげく、「今日はたどり着けない」とあきらめ家に帰ろうとしたときにはすっかり現在位置を見失っており家に帰るのも相当時間がかかりました。

そう、私は自分の住む町で遭難しかけたことがあるのです!
おそろしい、おそろしいことじゃった…

雪なめたら大けがするよ!(>_<)