飛鳥Ⅱで行く船の旅(5):出航パーティー&客室紹介 1泊おいくら?
さて連載第5回目は出港時に行われる「セイルアウェイ・パーティー」の紹介から始めたいと思います。
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セイルアウェイ・パーティー
飛鳥出港時に行われるパーティー、それがセイルアウェイ・パーティーです。
甲板で行われるパーティーで、飛鳥専属のバンドが奏でる演奏が旅の期待感を盛り上げてくれます。
乗船客にはシャンパンと色とりどりのテープが配られます。
岸壁の見送りの人たちに向けてテープを投げましょう!
見送りの方達意外にも飛鳥の写真を撮りに来た方などで港は賑わっていました。
で、テープを投げて盛り上がっていたら…「インタビューさせて頂いてもよろしいですか?」と言う声…
振り返るとアナウンサーらしき方と、カメラマンが…?
話を聞いてみると石川県のTV局「MRO 北陸放送」の方達とのこと。
石川県のTVといえば先日「石川テレビ」に出させて頂いたばっかりでビックリしましたw なんか今年はメディアづいてるな〜と。
ちょうど、北陸放送で飛鳥の取材をしているそうです。
私の実家も石川だと言うことを伝えたら驚かれていました。
世界は狭いですね!w
そうこうしているうちに船は岸壁を離れて、門司港を目指して出港しました。
客室紹介
お昼ご飯の時間までしばらくありますので、今の間に客室をご紹介しましょう。
これが私の泊まった「Fステート」と言われるグレードの部屋です。
飛鳥には「Kステート」「Fステート」「D/Eバルコニー」「Cスイート」「Aアスカスイート」「Sロイヤルスイート」と呼ばれる部屋があります。
料金的には「Kステート」が一番リーズナブルで「Sロイヤルスイート」は目玉が飛び出る値段です(゚Д゚)
一番リーズナブルな「Kステート」でもよかったのですが「Kステート」は部屋の窓からの眺望が救命艇などで遮られてしまうそうで、せっかくだったら部屋からの眺めも楽みたいなと思い一つグレードを上げました。
お値段的には「Kステート」が1泊55,000円ほど、「Fステート」で1泊65,000円ほどです。
ちなみに「Sロイヤルスイート」は1泊250,000円ほどだそうです!!(ノД`)
1泊5〜6万円というと一見高く感じるかもしれませんが、この値段には宿泊代以外に3食の食事、食事以外の軽食、様々な飲み物(アルコール・炭酸飲料除く)、プールや大浴場など多くの船内施設の利用料、国内や海外を周遊する移動代(交通費)、船内で行なわれるショー、船内のイベント参加費等が含まれています。
そう考えるとそれほど割高ではないのではないでしょうか?
では部屋の中を詳しく見てみましょう。
タンスの中はこんな感じ。
冷蔵庫と金庫、そして予備の枕が入っています。
予備の枕はベッドに置いてあった物より少し堅めになっていました。
引き出しも沢山付いていたのですが中身は空でした。
長期のクルーズだと、この部屋が自分の住処になりますので、引き出しが沢山あるのは助かることでしょう。
冷蔵庫の中にはミネラルウォーター、お茶、ジュース、アイスペールに入った氷などがありました。
これらの飲み物も無料ですので自由に飲むことが出来ます。
寄港地でのオプショナルツアーに出かける際などはミネラルウォーターを持って行くと良いとの事でした。
ちなみにこれらは無くなっても毎日補充されます。
クローゼットは思ったより広かったです。
上記の写真の左奧にもスペースが広がっています。
ロングコートも掛けられるような高さがあります。
夜は日によって正装をする必要もあるので、女性のドレスを掛けておくにはこれぐらいの高さが必要なのかもしれません。
また、救命胴衣もここに納められていました。(写真右下のオレンジ色の物が救命胴衣)
さすが、日本の船舶なだけあって、トイレはウォシュレットでした。
配管の問題で船のトイレにウォシュレットを取り付けるのは難しいらしく、豪華客船でも装備されているのは珍しいらしいです。
アメニティはこんな感じ。
必要な物は一通りそろっています。
ヘアドライアーもありました。
お風呂はこんな感じ。
湯船は浅いので湯を張ってつかるにはちょっと合わない感じですが、ゆっくりつかりたければ大浴場に行けばいいのでそれほど気にはなりませんでした。
室内のテレビでは船内オリジナルのプログラムが流れていました。
各チャンネルごとに、飛鳥の設備や他のツアー紹介、寄港地の観光情報、映画を流していました。
また、停泊中や電波の入る場所だと各寄港地の地上波の放送も見ることが出来ました。
面白かったのが専用チャンネルで24時間現さまざまな情報を流していたチャンネルです。
現在地とこれまでの移動ルート、現在時間と出航・入港時間や寄港地の天気、船首カメラからのライブ中継などはBGV代わりに流しておくのに最適でした。
TVにはDVDプレイヤーが接続されていますので、お好きなDVDを持って行けばクルーズ中に楽しむことも出来ます。
ちなみにスイートルームならBlu-rayも見られるそうです。
そして、地味ながらも最重要かもしれない設備「窓」!
上の写真ははめ込み合成ではないですよ!
各寄港地での風景、夜は海の上にぽっかり浮かぶ浮かぶ月、昼は青空と海の青がくりなすグラデーション。
これらが窓枠が額縁のようになって絵画のように見えます。
また、ベッドに寝転ぶとちょうど空が見える位置に窓があるので、空を見上げながらエアコンの効いた部屋で昼寝出来ます(^^)/
ちょっと奮発してグレードをひとつあげた意味はあったようです。
アスカデイリー
部屋に入ると机の上に「アスカデイリー」と呼ばれる船内新聞が置かれていました。
これには毎日船内で行われる様々なイベントやアクティビティ、本日のショーの内容、食事の時間など各レストランなどの営業時間などがまとめられています。
タイムラインでまとめられていて、これを見れば船内のお楽しみが一目瞭然です!
アスカデイリーはその名の通り毎日刊行されています。
飛鳥では部屋の清掃は朝に1回、夕食時に1回の1日2回あります。
夕方の清掃時に次の日の分のアスカデイリーが配達されます。
またその際には次の寄港地の観光パンフレットなども届けられます。
私の部屋の清掃担当は「ロダ」さんでした。
船内のクルーは総勢470名ほど。
1/3が日本人で、残りは様々な国の方が働いています。
日本人以外のクルーもカタコトですが日本語でのコミュニケーションを取ることは可能です。
クルーの皆さんはホントに明るく、いつもにこやかでとても素晴らしい接客でした。
とても楽しんで働いてる様子で、こちらまで楽しい気持ちにさせてくれる雰囲気作りはさすがとしか言いようがありませんでした。
飛鳥のポリシーは「ハッピークルー、ハッピーゲスト」だと言うのもうなずけます。
ちなみに飛鳥は「ノーチップ制」ですので、チップは必要ありません。
オナカヘッタ
さて、そろそろお腹がすきました。
次回は飛鳥での食事について書きたいと思います。
それでは、また次回!
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