アプリ開発者アラブへ(10):5日目「プレゼン本番!!」

※随時更新中です。記事上部に追記しておりますので、下に行くほど古い情報です。

今日もハードな一日でした。
昨日のエキシビジョンも今日のプレゼンもそうでしたが、何か問題が起こったときあらゆる可能性を探り、ほんの少しの細い糸をたぐり寄せて問題を解決できたときにはアドレナリンが出まくって、ある意味トラブルが麻薬のように癖になっていきますねw
「障害はクリアーすればドラマとなる」
なんちて!

さあ、明日はいよいよ授賞式!
もらえる賞は1つのままなのか、もう1つ増えるのか、それは神のみぞ知るです。

[17:00] 大役を終えてやっと心から旅を楽しめる状態になったので、前から見たいと思っていた「シェイク・ザイード・グランド・モスク」に。

[15:30] 無事プレゼンが終わり会場を出ると、多くの方に声をかけて頂けました。
皆さん口々に「ワンダフル・プレゼンテーション!」「素晴らしいアプリだ!」と言ってくださってとても嬉しかったです。

特に印象に残ったのは、すっごくプレゼンとMagicReaderを褒めてくれた方がいて、名刺交換したらangry birdsのROVIO社のかたで、その方は審査員の一人で票を持ってる方だったこと。「今度Skypeしよう!」って言われたのですが何を話せば良いんだろう?(^_^;)
ROVIO社の名刺の裏はかわいかったです。(^_^)

それと、アラブの男性の方で昨日のエキシビジョンの時もMagicReaderに興味を持ってくれて、長い時間私の説明を聞いてくださった方。
「君のおかげで、昨日と今日の2度も楽しめたよ!」と言ってくださいました。
「じゃあ、明日3回目の楽しみがあるよ。だって、MagicReaderがチャンピオンになるからね!!」と答えておきました(^^)/

WSA_pre2

[15:00] 質疑応答開始!和尚と美人通訳!!

WSA_pre

[14:50] 予定より少し遅れて本番プレゼン!
Ustream中継したプレゼンの録画はこちらで御覧頂けます。
※私の出番は11:50辺りから。

ステージに上がった時に足が少し震えていました。
自分を落ち着かせるために、MacBookの接続をわざと時間をかけて呼吸を整え。
そして、緊張を吹き飛ばすためにアドリブを少しかましてやることしました。
ふつうに”I’m from Japan.”とだけ言う予定だったところを、発表台から離れてステージ中央方向に移動し、着物をひらひらさせて「衣装を見て頂ければわかるように、日本からやってきました(^^)/」とw

最前列に座っている審査員の方の数人が「ハハッ」と軽く笑ってくれたので、少し緊張もほぐれました。
そして、MagicReaderのPVのプロポーズするシーンで会場が大きく笑ってくれたのです!
リオさんが作ってくれたのこのPVにまた助けられました。
また、PVのBGMはリオさんの弟のマイケルさんが作ってくれた物です。
何度も聞いたこの曲が会場に流れたときは、正直目頭が熱くなりました(T-T)

[12:00] 昨日起こった問題とは、プレゼンの最後の質疑応答についてなのです。
WSAからはプレゼンと質疑応答あわせて持ち時間は7分と言われていました。
質疑応答に関しては恥ずかしながら私の英語力では100%の結果を出す自信がなかったため、プレゼンを6分強ほどで終わるようにし、質疑応答の時間をあまり残さない作戦で行く予定でした。

しかし、昨日他のWinnersのプレゼンを視察すると、プレゼンが7分、質疑応答は別に3分のあわせて10分が持ち時間と言うことに変更になっていました。
つまりプレゼンの時間をどう調整しようとも、質疑応答はきっちり3分ある。
しかも、その質問はかなり鋭く、きつい内容の物が多い印象でした。

質疑応答に関する不安感がドンドン大きくなり、このままではプレゼンでの立ち振る舞いに影響が出てしまう…

考え抜いた末、解法をリオさんにskypeで相談しました。
その解法とは…
プレゼンで自分のMacBookをスクリーンにつなぐということは、そのMacBookでSkypeにつなぎリオさんにスクリーンに登場してもらい、質疑応答に答えてもらうことが可能ではないのか…ということ。

しかし二人で話した結果、電波状態によってはうまくいかない可能性があること。
何度か配信したUstream中継の結果を見ると会場のWiFiの品質に自信が持てないこと。
また、マイクなどを用意していないのでMacBookのみで質問の声をどこまで拾えるかが未知数であること、などから考えてこの方法は適解ではないとの結論になりました。

でも、実は私は第二の手を用意していました。
会場となっているホテルには一人だけ日本人のスタッフがいるという情報を出国前にネットで知っていたのです。
ビーチで寝転んでいるときにひらめいた私は、すぐにフロントに行きその日本人スタッフにコンタクトを取りたいとお願いしておいたのです。
リオさんとのSkypeが終わったその直後、私の部屋の内線がなりその方とコンタクトが取れました。

そして、私の現状を説明し「3分間だけ通訳として力を貸して頂けないですか?」とお願いしたのです。
するとその方は「WSAに日本代表としてきているんですよね?わかりました、私で良ければお手伝いさせて頂きます。」と快諾してくれたのです!
そして上司の許可を取って下さり、正式にお願いできることになりました。

私はすぐにロビーでその方(サキコさん)と落ち合い、プレゼンの打合せとMagicReaderの説明をさせて頂きました。
そして「今からプレゼンが終わるまでは私たちは即席の『チームジャパン』です。よろしくお願いします!」と固い握手を交わしました。

これで、準備は万端!あとは本番に臨むだけ!!

[11:05] ビーチのベッドに寝転んで天を見上げるとこんな眺め。

[11:00] プレゼンまでの時間コンセントレーションを高めるためと、昨日発覚したある問題の解法を考えるためホテルのプライベートビーチを散歩。

[9:30] いよいよプレゼン本番の日です。
少し緊張してきているので、朝食後に部屋でプレゼンのリハーサルをしながらコンセントレーションを高めています。
私はいつも勝負の時に、少しでも心に不安や緊張が芽生えてきた場合はそれらを追い出すのに自分にこう言い聞かせます「俺は凄い!」と。
今も「あのステージに上がれるのは世界中でたった40組だけなんだ!数多とあるアプリやコンテンツの中から俺たちは選ばれたのだ!」と言い聞かせ自分を奮い立たせています。
そうすると胸のどきどきはそのままでも、それは「やってやる!」という興奮のドキドキになるのです。
さあ!いざ鎌倉!
いや、いざアブダビ!!

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