アプリ開発界は現代のトキワ荘

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どうでもいい話ですが3月18日に誕生日を迎えました。
誕生日当日はTwitterやFacebookなどのSNSや、ネット上以外でも多くのお祝いのお言葉を頂き凄く嬉しかったです。
昨年1年は本当に沢山、間違いなくこれまでの人生で一番「おめでとう」という言葉を頂けた1年でした。
そしてその言葉を下さった方の多くはここ1年の間に知り合った方だということに気がつきました。
この1年で自分の世界がどれぐらい広がったのかがよくわかり感慨深い物がありました。

振り返って見ると、昨年は「勝負の年」だと年初から決めていました。
その勝負をかけたアプリMagicReaderをGimmiQからリリースすることが出来ましたが、MagicReaderの開発、バージョンアップの時間をとるために主な収入源であるアプリの受託開発を完全にやめ、無呼吸でプールを泳ぎ切るような気持ちで頑張っていたことを思い出します。

お陰様でMagicReaderは国連WSAから表彰される事となり、ある一定の成果は出せたと言ってもいいのではないかと思っています。
しかし、この1年でリリースできたアプリがMagicReader「ブラックジャックによろしく」にヨロシク!の2本だけというアウトプットの少なさに愕然とし、大いに反省しなければいけない1年でもありました。

周りを見ると今年に入ってまた個人開発者のみなさんがリリースしたアプリが各メディアで話題になることが増えてきて、焦ると同時にとても刺激になっています。

私はアプリ開発をはじめた頃からアプリ開発界(特に個人開発者界隈)は漫画界で言う「トキワ荘」の様な空気感があると思っていました。
ここ2年くらいはその感じがより強くなって来ている感じがしています。

個人的にもよく話したり、飲んだりさせていただいてる個人開発者のみんな、そして一緒にGimmiQを組んでいるリオ(@StudioLoupe)さんだって「友達」であり「ライバル」だと思っています。
硬く握手を交わしている時だって、後ろ手にはナイフを隠し持っている。
いつでも殺ってやるぞ!俺の方が強いぞ!」ぐらいの気持ちが必要なのでは無いかと。
そして、そのナイフは向けあうだけではなく、時には同じ方向を向き共に闘う武器とする。
そんな関係を築けたら嬉しいと思います。

最近、私がことある毎に思い出してしまう言葉があります。

「腕の悪い芸術家は互いの作品を誉めあう。」
     - オスカー・ワイルド

別に私はこの言葉を引用して、人の作品を誉めてはいけないと言いたいわけではありません。
人の作品をみて感銘を受けたなら素直に「凄い!」と言うのは当たり前のことで、自然なことです。
ただ私は、できればただ単に誉めるのでなく「悔しい」と言う気持ちとともに「凄い!」と言いたいと思っています。

ちなみに、最近では「アルパカにいさん」というアプリを見た時に「やられたな」と思いました。

みんながみんなヒットメーカーになれたらこんな幸せなことはないのかもしれませんが、勝利の椅子は人数分用意されているとは限らないのです。

何だか偉そうなことを書いたかもしれませんが、誕生日を迎え、これまで漠然と思っていたことを整理し、これからの1年の自分の気持ちを奮い立たせるために文章にまとめてみました。

ある日突然莫大な金額の入金が口座にあったり、アプリのキャラクタがグッズ化されたり、観光特使に任命されたり、遠くアラブへ招待されたり、たった一本のアプリで何が起こるか判りません!
人生だって変わる可能性があります。

だから、今日も、
さあ!これから、プログラムだ!!

アルパカにいさん 1.0.10(無料)App
カテゴリ: ゲーム, アクション, アーケード, エンターテインメント
販売元: COCOSOLA Inc. – COCOSOLA Inc.(サイズ: 19.1 MB)
全てのバージョンの評価: (2,910件の評価)


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